2021年8月1日より、当院の3階病棟に「地域包括ケア病棟(病床)」を設置しました。
地域包括ケア病床は、急性期治療を経過し、病状が安定した患者さんに対して、引き続き治療やリハビリを行い、安心して退院していただくことを目的とした、在宅への復帰支援を行うための病床です。
この病床では、在宅への復帰をスムーズに行うために、患者さん一人一人の事情を踏まえて、担当医や看護師、リハビリスタッフ、ソーシャルワーカーが協力して診療にあたり、入院中から“地域のかかりつけ医”や“介護施設”、“通所施設”と連携を図り、退院後も安心して在宅療養を行っていただけるようサポート(相談、在宅療養に向けての準備)いたします。
・ | 当院や他医療機関での急性期の入院診療により症状は安定したものの、在宅復帰に向けてのリハビリテーションや、在宅療養に向けての準備が必要な方。 |
・ | 在宅療養や、施設に通所及び入所中の方で、急性疾患や急に病状が悪化し入院診療が必要となった方。 |
・ | 患者さんの介護やケアにあたる介護者(ご家族)の方の精神的・身体的な負担を軽減させるレスパイト入院にも対応する予定です。 |
※入院の適応については、当院、地域医療連携センターにご相談ください。 |
入院期間は健康保険の規定で最長60日間となっています。 60日以内に患者さんやご家族が安心して退院し、元の療養環境に戻れるよう支援いたします。 |
地域包括ケア病床に入院された場合、患者さんが負担する医療費は定額制(包括医療)で、診療に係る費用(お薬や注射、検査、リハビリテーション等)となります。
しかし、食事療養費や一部の費用(手術や輸血に係る費用、退院時のお薬の費用)、文書料は別途費用が必要となります。
年齢や所得に応じて、病院に支払う費用が異なりますので、加入している健康保険者もしくは当院の医事課にお尋ねください。
入院中に病状の急変等により、集中的な治療が必要となった場合には、一般病棟に移動していただく場合があります。
ご不明な点は、お気軽に地域医療連携センターにご相談いただくか、
かかりつけの先生にご相談ください。
地域医療連携センター
092-831-1211(代表)
月~金曜日 9:00~16:30