令和6年度(2024年度)指標
病院指標
1)年齢階級別退院患者数
| 年齢 区分 | 10歳未満 | 10代 | 20代 | 30代 | 40代 | 50代 | 60代 | 70代 | 80代 | 90歳以上 | 合計 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 患者数 | - | - | 33 | 32 | 65 | 147 | 236 | 464 | 509 | 285 | 1,783 |
| 所見 | 福岡大学西新病院は、平成30年4月に福岡大学の3番目の病院として開院しました。当院は「地域に信頼されるあたたかい医療の提供」(~地域の皆様のかけがえのない健康を守る高度で良質な医療を提供します~)を理念に、「地域医療連携の推進」「質の高いチーム医療の提供」「切れ目のない医療の提供」を掲げ、”断らない医療”を継続し、救急患者の受け入れを24時間体制で実施しています。当院には、50歳代から90歳代の患者さんが多く入院されます。 | ||||||||||
※患者数が10未満の場合、「-」で表示しています。
2)診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
| 循環器内科 | ||||||
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院日数 (自院) | 平均在院日数 (全国) | 転院率 | 平均年齢 |
| 050130xx9900x0 | 心不全-手術なし-処置1:なし-処置2:なし-他の病院・診療所の病棟からの転院以外 | 65 | 22.94 | 17.33 | 3.08% | 84.14 |
| 050050xx9910xx | 狭心症、慢性虚血性心疾患-手術なし-処置1:1あり-処置2:なし | 59 | 4.37 | 3.07 | 6.78% | 72.75 |
| 050050xx0200xx | 狭心症、慢性虚血性心疾患-経皮的冠動脈形成術等-処置1:なし、1,2あり-処置2:なし | 39 | 8.00 | 4.18 | 0.00% | 72.69 |
| 050070xx03x0xx | 頻脈性不整脈-経皮的カテーテル心筋焼灼術-処置2:なし | 30 | 8.27 | 4.47 | 0.00% | 72.03 |
| 050210xx97000x | 徐脈性不整脈-手術あり-処置1:なし、1,3あり-処置2:なし-副病:なし | 25 | 16.20 | 9.59 | 0.00% | 82.88 |
| 所見 | 循環器内科は、生活習慣病(高血圧、脂質異常症、糖尿病、肥満など)の診療を中心に、虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞)や不整脈(心房細動や心室頻拍、高度房室ブロックなど)、心臓弁膜症や心筋症、肺塞栓症、心不全の教育入院から重症心不全など多岐にわたる心・血管疾患に対応しています。外来では生活習慣病や循環器疾患の予防に重要である栄養指導や服薬指導など個人教育や運動能力に科学的な根拠を持って増進する心臓リハビリテーションも積極的に行っています。これまでの急性期医療に加え、慢性期・維持期医療まで対応しており、24時間365日患者さんの受け入れが可能です。 日常生活における胸部不快感や動悸、息切れ、易疲労感や足のむくみや痛み、ふらつき、眩暈などは心臓病の可能性があります。また、主にがん疾患に伴う一連の心血管疾患や血栓症等の発症予防、もしくは発症した病態への介入を目的とした専門外来の腫瘍循環器外来もございます。 | |||||
| 消化器内科 | ||||||
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院日数 (自院) | 平均在院日数 (全国) | 転院率 | 平均年齢 |
| 060100xx01xxxx | 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。)-内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 | 185 | 2.12 | 2.57 | 0.54% | 69.29 |
| 060130xx9900xx | 食道、胃、十二指腸、他腸の炎症(その他良性疾患)-手術なし-処置1:なし-処置2:なし | 24 | 10.17 | 7.67 | 8.33% | 70.67 |
| 040081xx99x0xx | 誤嚥性肺炎-手術なし-処置2:なし | 21 | 16.67 | 20.78 | 28.57% | 85.38 |
| 060102xx99xxxx | 穿孔又は膿瘍を伴わない憩室性疾患-手術なし | 18 | 11.89 | 7.60 | 5.56% | 72.06 |
| 110310xx99xxxx | 腎臓又は尿路の感染症-手術なし | 17 | 15.71 | 13.66 | 11.76% | 86.71 |
| 所見 | 消化器内科は、腹痛の症状にて受診される患者さんが最も多く、それ以外に嘔吐、下痢、下血、便秘、腹部膨満感、背部痛、食欲低下等の様々な訴えで受診されます。内視鏡による検査や治療、消化管出血等に対する緊急内視鏡は24時間体制で対応しています。質の高い内視鏡診断やカプセル型の内視鏡を飲み込む検査法【 小腸カプセル内視鏡検査】を導入したことで、食道から大腸まで全消化管を観察することが可能です。 腹部エコーによる慢性肝疾患の肝硬度(線維化)診断や生活習慣病による代謝異常関連脂肪肝炎(MASH)の肝内脂肪含有量測定も行っています。 受診当日には、必要な検査を施行し、迅速かつ的確な診断をつけるよう務めています。 | |||||
| 呼吸器内科 | ||||||
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院日数 (自院) | 平均在院日数 (全国) | 転院率 | 平均年齢 |
| 0400802499x0xx | 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上)-手術なし-処置2:なし | 21 | 19.38 | 16.40 | 4.76% | 85.14 |
| 030250xx991xxx | 睡眠時無呼吸-手術なし-処置1:あり | 16 | 2.00 | 2.02 | 0.00% | 56.50 |
| 040110xxxx00xx | 間質性肺炎-処置1:なし-処置2:なし | 16 | 30.63 | 18.68 | 0.00% | 81.56 |
| 040040xx9900xx | 肺の悪性腫瘍-手術なし-処置1:なし-処置2:なし | - | 16.44 | 13.41 | 11.11% | 80.78% |
| 040081xx99x0xx | 誤嚥性肺炎-手術なし-処置2:なし | - | 33.88 | 20.78 | 37.50% | 79.13% |
| 所見 | 呼吸器内科は気道から肺までの病病気に対し、検査・診断・治療を行っており、より専門性の高い診療を心がけております。季節性インフルエンザやCOVID-19に対応した体制も強化しています。肺は人の過ごす環境と密接な関係があり、多くの病気を引き起こします。階段や坂道がきつい、長引く咳など、呼吸器症状でお困りの際は受診ください。 | |||||
| 糖尿病・代謝・内分泌内科 | ||||||
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院日数 (自院) | 平均在院日数 (全国) | 転院率 | 平均年齢 |
| 10007xxxxxx1xx | 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。)-処置2:1あり | 14 | 13.93 | 13.77 | 0.00% | 70.86 |
| 100380xxxxxxxx | 体液量減少症 | - | 8.78 | 10.26 | 11.11% | 86.67 |
| 10007xxxxxx0xx | 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。)-処置2:なし | - | 19.38 | 10.46 | 12.50% | 75.25 |
| 040081xx99x0xx | 誤嚥性肺炎-手術なし-処置2:なし | - | 35.29 | 20.78 | 42.86% | 90.43 |
| 0400802499x0xx | 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上)-手術なし-処置2:なし | - | 12.50 | 16.40 | 16.67% | 86.71 |
| 所見 | 糖尿病・代謝・内分泌内科は糖尿病教育入院(2週間)にて食事療法、運動療法、薬物療法を組み合わせて改善を試みます。患者さんのご都合に合わせて入院期間の調整をし、患者さんに合わせた個別の食事指導、運動療法、生活指導、薬剤指導を行っています。当院では指導は医師だけではなく、看護師や薬剤師、管理栄養士、理学療法士、作業療法士がそれぞれの専門性を活かし、治療に携わっております。入院中に糖尿病合併症を発見できるよう努めており、合併症の治療では循環器、消化器とも連携をし、退院後は治療の状況を確認するため糖尿病再指導外来も行っています。糖尿病は自覚症状がないまま、様々な合併症が進行している場合があります。食事や運動、薬物による治療に加え、合併症の早期発見には日頃のセルフケアも重要です。 | |||||
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3)初発の5大癌のUICC病期分類別ならびに再発患者数
| 初発 | 再発 | 分類基準 | 版数 | |||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Stage I | Stage II | Stage III | Stage IV | 不明 | ||||
| 胃癌 | - | - | - | - | - | 0 | 1:UICC TNM分類 | 8 |
| 大腸癌 | - | - | - | - | - | 0 | 2:癌取扱い規約 | 9 |
| 乳癌 | - | - | - | - | - | 0 | 1:UICC TNM分類 | 8 |
| 肺癌 | - | - | - | - | - | 0 | 1:UICC TNM分類 | 8 |
| 肝癌 | - | - | - | - | - | 0 | 2:癌取扱い規約 | 6 |
| 所見 | 日本で最も多い5つのがん(胃がん・大腸がん・乳がん・肺がん・肝がん)の進行状況ごとの症例数です。当院は消化器疾患専門病院として、胃や大腸の早期がん患者さんをより早い段階で診断し、内視鏡によるがん切除を行っています。 | |||||||
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4)成人市中肺炎の重症度別患者数等
| 患者数 | 平均在院数 | 平均年齢 | |
|---|---|---|---|
| 軽症 | 24 | 8.17 | 45.71 |
| 中等症 | 60 | 16.32 | 81.25 |
| 重症 | 16 | 23.88 | 87.31 |
| 超重症 | - | 16.00 | 82.00 |
| 不明 | - | - | - |
| 市中肺炎・・・ 日常生活を送る中で感染し発症する肺炎 重症重症度は年齢、脱水症状、呼吸数、意識状態の収縮期血圧の5項目から評価 平均在院日数・・・ 病院に入院していた在院日数の平均値 |
|||
| 所見 | 成人の肺炎患者さんについて重症度別に患者数、平均在院日数、平均年齢を集計したものです。当院で診療を行う肺炎は、軽症から中等症の方が中心で全体の約80%を占めています。なお、中等症以上の方の平均年齢は80歳以上となっています。 また、重症例では人工呼吸管理が可能な専門病院への転院など、ご家族と相談しながら治療に取り組んでいます。 |
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5)脳梗塞の患者数等
| 発症日から | 患者数 | 平均在院日数 | 平均年齢 | 転院率 |
|---|---|---|---|---|
| 3日以内 | - | 17.00 | 72.33 | 0.0% |
| その他 | - | - | - | - |
| 合計 | - | 17.00 | 72.33 | 0.0% |
| 平均在院日数・・・ 病院に入院していた在院日数の平均値 転院率・・・ 他の病院へ転院して治療を継続することになった患者の割合 |
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| 所見 | CT・MRIの検査結果により脳梗塞・脳血管疾患等、早期に治療を行う必要がある場合は、福岡大学病院の他、専門医療機関へご紹介しています。 | |||
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6)診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
| 循環器内科 | ||||||
| Kコード | 名称 | 患者数 | 平均術前日数 | 平均術後日数 | 転院率 | 平均年齢 |
| K5493 | 経皮的冠動脈ステント留置術(その他) | 49 | 4.02 | 6.25 | 2.04% | 70.67 |
| K5951 | 経皮的カテーテル心筋焼灼術(心房中隔穿刺、心外膜アプローチ) | 37 | 4.92 | 4.43 | 0.00% | 71.41 |
| K5972 | ペースメーカー移植術(経静脈電極) | 20 | 3.35 | 12.55 | 0.00% | 80.90 |
| K597-2 | ペースメーカー交換術 | 18 | 1.39 | 8.06 | 0.00% | 84.90 |
| K5463 | 経皮的冠動脈形成術(その他) | 14 | 1.79 | 3.71 | 3.57% | 72.36 |
| 所見 | 狭心症や心筋梗塞等の虚血性心疾患に対する経皮的冠動脈ステント留置術等は、クリニカルパス(治療や検査の標準的な手順書)により治療の標準化を進めています。また、循環器疾患の急患対応にも力を入れており、時間外でも心臓カテーテル検査や治療を行えるようオンコール体制を実施しています。 | |||||
| 消化器内科 | ||||||
| Kコード | 名称 | 患者数 | 平均術前日数 | 平均術後日数 | 転院率 | 平均年齢 |
| K7211 | 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) | 216 | 0.10 | 1.01 | 0.46% | 69.03 |
| K7212 | 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm以上) | 15 | 0.00 | 1.53 | 0.00% | 68.80 |
| K722 | 小腸結腸内視鏡的止血術 | 11 | 1.73 | 11.64 | 9.09% | 74.45 |
| K654 | 内視鏡的消化管止血術 | - | - | - | ||
| K6535 | 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術(その他) | - | - | - | ||
| 所見 | 大腸ポリープの切除目的で入院される場合は、基本的に2泊3日入院のため、平均術後日数が短くなっています。 | |||||
| Kコード・・・ 厚生労働省の医科診療報酬点数表に定められている手術のコード 平均術前日数・・・ 手術日(手術当日は含まず)までの日数の平均値 平均術後日数・・・ 手術後、退院までの日数の平均値 転院率・・・ 他の病院へ転院して治療を継続することになった患者の割合 |
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7)その他(DIC,敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発症率)
| DPC | 傷病名 | 入院契機 | 症例数 | 発生率 |
|---|---|---|---|---|
| 130100 | 播種性血管内凝固症候群 | 同一 | - | - |
| 異なる | - | 0.06% | ||
| 180010 | 敗血症 | 同一 | - | 0.17% |
| 異なる | - | 0.06% | ||
| 180035 | その他の真菌感染症 | 同一 | - | - |
| 異なる | - | - | ||
| 180040 | 手術・処置等の合併症 | 同一 | - | 0.22% |
| 異なる | - | - | ||
| 播種性血管内凝固症候群・・・ 何らかの病気によって血液が固まりやすくなり、全身の細い血管の中で血液の塊(血栓)が多発してしまう病気 敗血症(はいけつしょう)・・・ 感染症に対する制御不能な体の反応によって、全身の臓器に重篤な障害が引き起こされる、生命を脅かす病態 真菌感染症・・・ 真菌(カビの総称)による感染症 手術後の合併症・・・ 手術後に発生する好ましくない症状や別の疾患 |
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| 所見 | 最も医療資源を投入した傷病名がDIC(播種性血管内凝固症候群)、敗血症、その他の真菌感染症、手術・処置等の合併症の患者数について、入院のきっかけとなった病名(入院契機病名)と同一か異なるかで分けて全退院患者に対する発生率も同時に集計しました。発生率はそれぞれの患者数÷全退院患者数×100と示しています。 DICや敗血症等を医療資源病名とする場合、診療内容が医療資源投入量の根拠が乏しいものであってはなりません。当院では、投入された医療資源、根拠のある診断を基に医療資源病名を決定、入院費の請求が不適切とならないよう努めています。 |
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医療の質指標
1)リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率
| 肺血栓塞栓症発祥のリスクレベルが「中」以上の手術を施行した退院患者数(分母) | 分母のうち、肺血栓塞栓症の予防対策が実施された患者数(分子) | リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施 |
|---|---|---|
| - | - | - |
| 肺血栓塞栓症(はいけっしょうそくせんしょう)とは、足などの静脈にできた血の塊(血栓)が肺の血管(肺動脈)に詰まる病気で、長時間同じ姿勢でいること、手術後の寝たきりなどが原因となります。手術後や入院中には、弾性ストッキングの着用、間欠的空気圧迫法、医師の指示に従った抗凝固薬(血を固まりにくくする薬)の投与などが効果的な予防策となります。 | ||
※患者数・件数が10未満の場合、「-」で表示しています。
2)血液培養2セット実施率
| 血液培養オーダー日数(分母) | 血液培養オーダーが1日に2件以上ある日数(分子) | 血液培養2セット実施率 |
|---|---|---|
| 396 | 330 | 83.33% |
| 血液培養検査とは血液を採取して細菌の有無や種類を調べる検査です。 複数セットで行うことで検査の精度を高めることができ、より正確に感染症の原因菌を特定し、適切な抗菌薬を選択するための情報が得られ、効果的な治療に繋がります。 |
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※患者数・件数が10未満の場合、「-」で表示しています。
3)広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率
| 広域スペクトルの抗菌薬が処方された退院患者数(分母) | 分母のうち、入院日以降抗菌薬処方日までの間に最近培養同定検査が実施された患者数(分子) | 広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率 |
|---|---|---|
| 159 | 131 | 82.39% |
| 広域スペクトル抗菌薬とは細菌の種類を問わず幅広く効果を示す抗菌薬のことで、感染症の原因となる細菌が特定できない場合や複数の細菌が同時に感染している場合、効果的な治療を早期に開始するために使用されます。 | ||
※患者数・件数が10未満の場合、「-」で表示しています。
4)転倒・転落発生率
| 退院患者の在院日数の総和もしくは入院患者延べ数(分母) | 退院患者に発生した転倒・転落件数(分子) | 転倒・転落発生率 |
|---|---|---|
| 19,991 | 52 | 2.60% |
| 特定の期間中の延べ入院患者数に対する転倒・転落事故の発生件数の割合を示す指標です。 医療機関において転倒・転落事故の予防策がどの程度効果的に行われているかを評価し、患者ケアの質を測るための重要な医療安全の指標となります。 |
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※患者数・件数が10未満の場合、「-」で表示しています。
5)転倒転落によるインシデント影響度分類レベル3b以上の発生率
| 退院患者の在院日数の総和もしくは入院患者延べ数(分母) | 退院患者に発生したインシデント影響度分類レベル3b以上の転倒・転落の発生件数(分子) | 転倒転落によるインシデント影響度 |
|---|---|---|
| - | - | - |
| 医療や介護の現場で発生した転倒・転落事故の深刻さを、患者や利用者の受傷の程度によってレベル分けする手法です。 レベル1(ケガなし)から始まり、レベル4やそれ以上(手術や大きな処置が必要な重篤な損傷)まで設定されており、病院や施設が転倒・転落事故の予防対策の効果を評価する指標として用いられます。 |
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※患者数・件数が10未満の場合、「-」で表示しています。
6)手術開始前1時間以内の予防的抗菌薬投与率
| 全身麻酔手術で、予防的抗菌薬投与が実施された手術件数(分母) | 分母のうち、手術開始前1時間以内に予防的抗菌薬が投与開始された手術件数(分子) | 手術開始前1時間以内の予防的抗菌薬投与率 |
|---|---|---|
| - | - | - |
| 手術後や一部の医療処置で発生する細菌感染症を予防するために感染症が発症する前にあらかじめ抗菌薬(抗生物質)を投与することです。 | ||
※患者数・件数が10未満の場合、「-」で表示しています。
7)d2(真皮までの損傷)以上の褥瘡発生率
| 退院患者の在院日数の総和もしくは除外条件に該当する患者を除いた入院患者延べ数(分母) | 褥瘡(d2(真皮までの損傷)以上の褥瘡)の発生患者数(分子) | d2(真皮までの損傷)以上の褥瘡発生率 |
|---|---|---|
| 18187 | 11 | 0.060% |
| 入院期間中に新たに褥瘡(床ずれ)が発生した患者さんの割合を示す指標です。 ※褥瘡の深さの分類 d0:皮膚の損傷や発赤がない状態 d1:持続する発赤がある状態 d2:真皮までの損傷があり状態 d3:皮下組織までの損傷がある状態 d4:皮下組織を超える損傷がある状態 d5:関節腔や体腔にまで損傷が及ぶ状態 du:壊死組織で覆われ、深さの判定ができない場合 |
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※患者数・件数が10未満の場合、「-」で表示しています。
8)65歳以上の患者の入院早期の栄養アセスメント実施割合
| 65歳以上の退院患者数(分母) | 分母のうち、入院後48時間以内に栄養アセスメントが実施された患者数(分子) | 65歳以上の患者の入院早期の栄養アセスメント実施割合 |
|---|---|---|
| 1,133 | 917 | 80.935% |
| 個人や集団の栄養状態を評価し、低栄養や過栄養などの栄養障害の有無や程度、それに関する問題を把握する手法です。 | ||
※患者数・件数が10未満の場合、「-」で表示しています。
9)身体的拘束の実施率
| 退院患者の在院日数の総和(分母) | 分母のうち、身体的拘束日数の総和(分子) | 身体的拘束の実施率 |
|---|---|---|
| 19,991 | 124 | 0.62% |
| 徘徊や事故防止、他人への迷惑行為を防ぐ目的で行われることがありますが、本人の人間としての尊厳を損ない、身体的・精神的・社会的な悪影響を与える ため、原則として禁止されています。 抑制帯やひも、柵などの用具や道具、あるいは薬、隔離、監視などの措置を用いて、本人の行動の自由を一時的に制限する行為です。 |
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※患者数・件数が10未満の場合、「-」で表示しています。

