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病院について

令和元年度指標

1)年齢階級別退院患者数

年齢
区分
0代10代20代30代40代50代60代70代80代90代
患者数635443953130197396610633250
所見 平成30年4月1日、大学病院の分院として「地域に信頼されるあたたかい医療の提供」を理念とし、これまでの医療機能を引き継ぐとともに、更なる医療体制強化に貢献しています。また、従来の循環器内科、消化器内科、糖尿病代謝内分泌内科に加え、呼吸器内科、小児科(入院のみ対応)を新たに新設し、特化した機能分化を活かせる医療提供を行います。また、小児科にあたっては、西部地区での入院施設不足傾向にある現状の改善に大きく貢献でき、様々な急変対応にも大学病院を中心とした連携体制のもと、高度な医療提供を可能としています。今年度の年齢層は70歳以上が50%、10歳から69歳までが29%、0歳から9歳が21%であり、小児科の役割は重要であるといえます。

2)診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

DPCコードDPC名称患者数
平均在院日数
(自院)
平均在院日数
(全国)
転院率平均年齢
060100xx01xx0x小腸大腸の良性腫瘍(良性腫瘍を含む)
-内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術-副病:なし
3702.342.670.0%67.90
040090xxxxxx0x急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症(その他)
-副病:なし
1356.186.192.2%7.00
060380xxxxx0xxウイルス性腸炎
-処置2:なし
1285.225.421.6%26.40
050130xx99000x心不全 手術なし 手術・処置等1なし
手術・処置等2なし 定義副傷病名なし
11721.5017.6610.3%84.10
040070xxxxx0xxインフルエンザ、ウイルス性肺炎
-処置2:なし
1056.446.142.9%8.30
所見消化器は腹痛の症状にて受診される患者さんが最も多く、それ以外に吐き気、嘔吐、下痢、下血、便秘、腹部膨満感、背部痛、食欲低下等の様々な訴えがあります。内視鏡による治療、検査から、内視鏡検診、消化管出血時の緊急内視鏡は24時間体制で積極的に行っています。狭心症や心不全に対して、心臓カテーテル検査・治療装置を一新し、下肢閉塞性動脈硬化症に対するカテーテル治療も積極的に行っています。不整脈に対する管理や治療も24時間体制で行っています。また血管病再発予防で重要である食事療法や服薬指導などの個人教育や運動能力に科学的な根拠を持って増進する心臓リハビリテーションにも力を入れています。小児は夜間・休日を含め、24時間365日専門医が病院内に待機し、「こどもの総合医」として周囲の小児科医クリニックと連携し入院診療に特化し診療にあたっています。呼吸器は高齢者に増加している肺炎などの疾患に対応するため専門医にて気管支内視鏡を導入し、肺がんの早期発見や間質性肺炎の診断・治療を積極的に行っています。糖尿病については食事療法や運動療法は看護師、管理栄養士、理学療法士、薬剤師などのスタッフでチームを組み、多方面から指導を行っています。合併症の早期発見、肥満外来も開始し、糖尿病だけでなく甲状腺や副腎疾患等の内分泌疾患の診断・治療も行っています。

3)初発の5大癌のUICC病期分類別ならびに再発患者数

 初発再発病期分類基準版数
Stage IStage IIStage IIIStage IV不明
胃癌------17
大腸癌------27
乳癌------17
肺癌------17
肝癌------27
所見 現在、日本で最も多い5つのがん(胃がん・大腸がん・乳がん・肺がん・肝がん)の進行状況ごとの症例数です。当院は消化器疾患専門病院としてより高難度の内視鏡を用いた治療やステント治療が実施可能となり、早期がん患者さんをより早い段階で診断し、内視鏡治療によるがん切除を行っています。

 ※患者数が10未満の場合、「-」で表示しています。

4)成人市中肺炎の重症度別患者数等

 患者数平均在院数平均年齢
軽症329.4754.30
中等症11114.9982.00
重症1822.2385.90
超重症---
不明---
所見 成人の肺炎患者さんについて重症度別に患者数、平均在院日数、平均年齢を集計したものです。当院の症例は軽症から中等症の方が全体の約89%です。中等症以上の方の平均年齢は80歳以上となっています。
 また、重症例では人工呼吸管理や専門病院への転院など、ご家族とご相談しながら治療に取り組んでいます。

 ※患者数が10未満の場合、「-」で表示しています。

5)脳梗塞の患者数等

ICD10傷病名発症日から患者数
平均在院日数
平均年齢転院率
I63$脳梗塞3日以内----
その他----
所見 当院は内科病院のため、CT・MRIの検査結果により脳梗塞・脳血管疾患、早期に治療を行う必要がある場合は、地域の専門医療機関へご紹介しています。
 急性期を脱した後は、当院で理学療法士や作業療法士、言語聴覚士によりリハビリテーションを行い、退院後の管理はできる限り紹介医の先生にお願いしています。

 ※患者数が10未満の場合、「-」で表示しています。

6)診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

Kコード名称患者数
平均術前日数
平均術後日数
転院率平均年齢
K7211内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(直径2cm未満)3820.241.360.0%68.5
K5493経皮的冠動脈ステント留置術(その他)992.884.681.0%71.9
K5972ペースメーカ移植術(経静脈電極)234.2211.788.7%81.0
K5463経皮的冠動脈形成術(その他)181.673.560.0%72.8
K5951経皮的カテーテル心筋焼灼術(心房中隔穿刺、心外膜アプローチ)181.565.280.0%64.3
所見 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術の予定入院の場合は、入院当日に手術施行し翌日に退院して頂いておりますので、平均術後日数が短くなっております。また、外来での手術にも積極的に取り組んでおります。
 経皮的冠動脈ステント留置術等は、クリニカルパス(治療や検査の標準的な手順書)により治療の標準化を進めています。また、循環器疾患の急患対応にも力を入れており、時間外でも心臓カテーテル検査を行えるようオンコール体制を実施しています。

7)その他(DIC,敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発症率)

DPC傷病名入院契機症例数発生率
130100播種性血管内凝固症候群同一--
異なる20.07%
180010敗血症同一30.10%
異なる40.13%
180035その他の真菌感染症同一--
異なる--
180040手術・処置等の合併症同一10.03%
異なる50.17%
所見・播種性血管内凝固症候群(はしゅせいけっかんないぎょうこしょうこうぐん,DIC)
 本来出血箇所のみで生じるべき血液凝固反応が、全身の血管内で無秩序に起こる症候群である。早期診断と早期治療が求められる重篤な状態で、治療が遅れれば死に至ることも少なくない。
(出典:ウィキペディア)

・敗血症(はいけつしょう)
 体の一部に細菌がはびこり、そこから血液中に絶え間なく菌による毒が流れ込みます。その毒が全身に回って、からだの抵抗力が負けて、肺や腎臓などの大事な臓器がおかされる病気です。治療が遅れると命にかかわるので、抗菌剤などを使い、早めに治療します。
(出典:国立国語研究所「『病院の言葉』を分かりやすくする提案」)

・手術・術後の合併症
 手術後に、望まない不都合なことが起こることがあります。最善の手技、手段をとってもある程度の確率で起こりうる事、これを合併症といいます。
 手術の方法や、個人差によって症状の現れ方はさまざまですが、術後出血の原因はさまざまです。これらは、医療ミスとは別に区別されます。
 例えば、術前の低栄養と低酸素状態による組織のもろさ、血管結紮糸(血管を結んだ糸)の脱落、毛細血管からの出血、ドレーン・チューブ類の物理的刺激による出血、血液凝固障害(抗凝固剤内服による)などがあります。
 また、ストレス(手術に対する過緊張)を原因とする上部消化管出血もあります。
 術後出血は術直後~48時間以内に発生します。術後出血は麻酔からの覚醒や血圧が上昇することで、収縮していた血管が拡張するために出現します。血圧の上昇とともに出血量も増していきますが、通常は術後3~4日でほとんど止血します。
(出典:手術やカテーテル検査・治療を受けられる方へ 大阪府立大学看護学部 手術を受ける方のサポートプロジェクト)

 ※発生率=患者数÷全退院患者数(2,987件)
 ※患者数が10未満の場合、「-」で表示しています。

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