令和3年度(2021年度)指標
No | 病院指標項目 | 資料 |
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1 | 年齢階層別患者数 | ダウンロード |
2 | 診断群分類別患者数等 | ダウンロード |
3 | 初発の5大癌のUICC病期分類ならびに再発患者数 | ダウンロード |
4 | 成人市中肺炎の重症度別患者数等 | ダウンロード |
5 | 脳梗塞のICD10別患者数 | ダウンロード |
6 | 診療科別主要手術別患者数等 | ダウンロード |
7 | その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率) | ダウンロード |
1)年齢階級別退院患者数
年齢 区分 | 0代 | 10代 | 20代 | 30代 | 40代 | 50代 | 60代 | 70代 | 80代 | 90代 |
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患者数 | 503 | 36 | 35 | 38 | 95 | 173 | 289 | 561 | 539 | 218 |
所見 | 福岡大学西新病院は、平成30年4月に福岡大学の3番目の病院として開院しました。当院の基本理念は「地域に信頼されるあたたかい医療の提供」~地域の皆様のかけがえのない健康を守る高度で良質な医療を提供します~です。当院は、福岡大学病院等の高度急性期医療機関や地域の医療機関との密接な連携により、断らない医療の実践、循環器診療の充実を図るために心臓血管・リズムセンターを開設しました。不整脈治療を伸長し、地域の中核病院として切れ目のない医療を提供しています。また、令和3年8月1日 急性期治療後の在宅復帰に向けた医療や支援・リハビリを行うため、地域包括ケア病床(16床)を開設しました。主な診療体制は、循環器や消化器、呼吸器及び糖尿病などの内科疾患となっています。当院に入院される患者さんは、50歳代から80歳を超える高齢者の方が多く入院されます。(小児科は令和4年3月を以て閉床いたしました) |
2)診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院日数 (自院) | 平均在院日数 (全国) | 転院率 | 平均年齢 |
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060100xx01xx0x | 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む) -内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術- | 275 | 2.13 | 2.65 | 0.00% | 70.06 |
050130xx99000x | 心不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし | 141 | 23.50 | 17.35 | 8.51% | 84.43 |
050050xx9913xx | 狭心症、慢性虚血性心疾患-経皮的冠動脈形成術等 -処置1:なし 1、2 あり-処置2:なし | 91 | 7.40 | 4.36 | 2.20% | 70.74 |
050050xx9910xx | 狭心症、慢性虚血性心疾患 -手術なし-処置1:1あり-処置2:なし | 90 | 4.52 | 3.06 | 2.22% | 69.91 |
050050xx0200xx | インフルエンザ、ウイルス性肺炎-処置2:なし | 59 | 6.73 | 5.95 | 1.69% | 1.12 |
所見 | 循環器は、狭心症や急性心筋梗塞等の虚血性心疾患や弁膜症、血栓等の評価、不整脈治療、心不全治療から地域包括ケア病床まで幅広く診療を行っています。外来では生活習慣病や循環器疾患の予防に重要である栄養指導や服薬指導などの個人教育や運動能力に科学的な根拠を持って増進する心臓リハビリテーションも積極的に行っております。これまでの急性期医療に加え、慢性期・維持期医療まで整備され、24時間365日患者の受け入れが可能です。消化器には、腹痛の症状にて受診される患者さんが最も多く、それ以外に嘔吐、下痢、下血、便秘、腹部膨満感、背部痛、食欲低下等の様々な訴えで受診されます。内視鏡による検査や治療、消化管出血等に対する緊急内視鏡は24時間体制で対応しています。糖尿病は糖尿病教育入院(2週間)にて食事療法、運動療法、薬物療法を組み合わせて改善を試みます。患者さんのご都合に合わせて入院期間の調整をし、患者さんに合わせた個別の食事指導、運動指導、生活指導、薬剤指導を行っております。入院中に糖尿病合併症の評価を行い、早期の段階で合併症を発見できるよう努めており、合併症の治療では循環器、消化器とも連携をし、退院後は治療の状況を確認するため糖尿病再指導外来も行っています。 |
3)初発の5大癌のUICC病期分類別ならびに再発患者数
初発 | 再発 | 病期分類基準 | 版数 | |||||
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Stage I | Stage II | Stage III | Stage IV | 不明 | ||||
胃癌 | - | - | - | - | - | - | 1 | 8 |
大腸癌 | - | - | - | - | - | - | 2 | 9 |
乳癌 | - | - | - | - | - | - | 1 | 8 |
肺癌 | - | - | - | - | - | - | 1 | 8 |
肝癌 | - | - | - | - | - | - | 2 | 6 |
所見 | 日本で最も多い5つのがん(胃癌・大腸癌・乳癌・肺癌・肝癌)の進行状況ごとの症例数です。当院は、胃や大腸の早期癌患者さんをより早い段階で診断し、内視鏡による癌切除を行っています。 |
※患者数が10未満の場合、「-」で表示しています。
4)成人市中肺炎の重症度別患者数等
患者数 | 平均在院数 | 平均年齢 | |
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軽症 | - | 7.25 | 46.25 |
中等症 | 36 | 20.17 | 79.86 |
重症 | - | 27.50 | 81.33 |
超重症 | - | 18.80 | 92.20 |
不明 | - | - | - |
所見 | 成人の肺炎患者さんについて重症度別に患者数、平均在院日数、平均年齢を集計したものです。当院で診療を行う肺炎は、軽症から中等症の方が中心で全体の約80%を占めています。なお、中等症以上の方の平均年齢は80歳以上となっています。 また、重症例では人工呼吸管理が可能な専門病院への転院など、ご家族と相談しながら治療に取り組んでいます。 |
※患者数が10未満の場合、「-」で表示しています。
5)脳梗塞の患者数等
発症日から | 患者数 | 平均在院日数 | 平均年齢 | 転院率 |
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3日以内 | 1 | 30.00 | 93.00 | 0.00 |
その他 | 1 | 2.00 | 47.00 | 0.00 |
所見 | CT・MRIの検査結果により脳梗塞・脳血管疾患等、早期に治療を行う必要がある場合は、福岡大学病院の他、専門医療機関へご紹介しています。 |
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6)診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均術前日数 | 平均術後日数 | 転院率 | 平均年齢 |
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K7211 | 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) | 280 | 0.07 | 1.05 | 0.00% | 70.26 |
K5493 | 経皮的冠動脈ステント留置術(その他) | 88 | 2.55 | 7.00 | 4.55% | 70.56 |
K5951 | 経皮的カテーテル心筋焼灼術(心房中隔穿刺、心外膜アプローチ) | 47 | 2.68 | 5.23 | 0.00% | 70.04 |
K5972 | ペースメーカー移植術(経静脈電極) | 29 | 4.79 | 14.03 | 3.45% | 82.28 |
K597-2 | ペースメーカー交換術 | 24 | 3.38 | 10.88 | 0.00% | 84.42 |
所見 | 大腸ポリープの切除目的で入院される場合は、基本的に1泊2日入院(入院当日に手術施行し、症状に問題がなければ翌日退院)のため、平均術後日数が短くなっております。 狭心症や心筋梗塞等の虚血性心疾患に対する経皮的冠動脈ステント留置術等は、クリニカルパス(治療や検査の標準的な手順書)により治療の標準化を進めています。また、循環器疾患の急患対応、不整脈治療、心不全治療、心臓リハビリテーション等にも力を入れており、時間外でも心臓カテーテル検査や治療を行えるようオンコール体制を実施しています。 |
7)その他(DIC,敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発症率)
DPC | 傷病名 | 入院契機 | 症例数 | 発生率 |
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130100 | 播種性血管内凝固症候群 | 同一 | - | - |
異なる | - | - | ||
180010 | 敗血症 | 同一 | - | - |
異なる | - | - | ||
180035 | その他の真菌感染症 | 同一 | - | - |
異なる | - | - | ||
180040 | 手術・処置等の合併症 | 同一 | - | - |
異なる | - | - | ||
所見 | ・播種性血管内凝固症候群(はしゅせいけっかんないぎょうこしょうこうぐん,DIC) 本来出血箇所のみで生じるべき血液凝固反応が、全身の血管内で無秩序に起こる症候群である。早期診断と早期治療が求められる重篤な状態で、治療が遅れれば死に至ることも少なくない。 (出典:ウィキペディア) ・敗血症(はいけつしょう) 体の一部に細菌がはびこり、そこから血液中に絶え間なく菌による毒が流れ込みます。その毒が全身に回って、からだの抵抗力が負けて、肺や腎臓などの大事な臓器がおかされる病気です。治療が遅れると命にかかわるので、抗菌剤などを使い、早めに治療します。 (出典:国立国語研究所「『病院の言葉』を分かりやすくする提案」) ・手術・術後の合併症 手術後に、望まない不都合なことが起こることがあります。最善の手技、手段をとってもある程度の確率で起こりうる事、これを合併症といいます。 手術の方法や、個人差によって症状の現れ方はさまざまですが、術後出血の原因はさまざまです。これらは、医療ミスとは別に区別されます。 例えば、術前の低栄養と低酸素状態による組織のもろさ、血管結紮糸(血管を結んだ糸)の脱落、毛細血管からの出血、ドレーン・チューブ類の物理的刺激による出血、血液凝固障害(抗凝固剤内服による)などがあります。 また、ストレス(手術に対する過緊張)を原因とする上部消化管出血もあります。 術後出血は術直後~48時間以内に発生します。術後出血は麻酔からの覚醒や血圧が上昇することで、収縮していた血管が拡張するために出現します。血圧の上昇とともに出血量も増していきますが、通常は術後3~4日でほとんど止血します。 (出典:手術やカテーテル検査・治療を受けられる方へ 大阪府立大学看護学部 手術を受ける方のサポートプロジェクト) |
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